2014年度版 B2B SaaS企業が使う業務向けクラウドサービス一覧 〜 トレジャーデータ編
トレジャーデータで使用しているSaaS製品の一部を紹介します。
トレジャーデータでは企業様向けのクラウドサービスを提供していますが、我々自身も様々なクラウドサービスを業務で利用しています。ここではその一部を紹介します。約60名程度の規模の会社です。
CRM
顧客情報、案件情報の管理にはSalesForce Sales Cloudを使います。小さいうちは非常に高価に感じますが、SFDCはなんといってもB2B SaaSの世界最大の会社です。日々自分たちで使う事で、その成功要因を盗む必要があると考えていますので、弊社では他のチョイスは有りませんでした。本当に安く抑えたい場合はPipedrive等が有るでしょう。
CRM分析
ビジネス全体の分析を行うのに、CRMの解析は必須です。弊社ではInsightSquaredを使って平均案件リード時間や、セールスパイプラインの変化などを常にモニタリングし、セールスプロダクティビティの改善につなげています。
セールスダッシュボード
セールスチームのモチベーションの向上のため、Hooplaを使って社内のランキングを常にオフィスで表示しています。
KPIダッシュボード
サービス・プロダクト周りのKPI情報はGeckoboardを利用して、オフィスのTVで常に表示しています。
サポートデスク
お客様からのサポート問い合わせの管理にはDesk.comを使っています。SFDCに買収されて以降、SalesForceとの連係も強化されています。JIRAとも連係出来ますので、サポートチームはDesk.comでお客様とやりとりしつつ、それに関連付けたJIRAのチケットを作成、エンジニアチームとはそちらでやりとりするというワークフローを持っています。他にはZenDeskも有名です。
サポートチャット
お客様からリアルタイムでチャットで問い合わせを受け付けるためにOlarkを使用しています。
Webサイトホスティング
Wordpressを使っているため、WPEngineを使ってホストしています。
マーケティングオートメーション
お客様に情報を配信したり、リードのスコアリングをするためにマーケティングオートメーションツールの導入をしています。弊社では元々Pardotというツールを使っていましたが、機能が色々足りなかったため、Marketoというツールに以降しました。Eloqua等も有名でしょう。
ランディングページ作成
SEO / SEMマーケティング用にランディングページを作成する際は、Unbounceを使用しています。WYSIWIGで簡単にフォームなどを作成できるので非常に便利です。
経費精算
経費精算にはExpensifyを用いています。
Single Sign-On
これだけクラウドサービスを使い、また人が増えてくると、パスワードの管理そのものがリスクになります。そこで必要になるのがSingle Sign-On (SSO)のツールです。弊社ではOneLoginを使用しています。開発ツール系も全てこちらで管理しています。
まとめ
最近、色々な会社の人と業務に使っているサービスの話をするので、トレジャーデータで使っているサービスの一覧をまとめてみました。
業務向けのサービスを選ぶときに重要視しているのは ‘他のサービスとの接続性’ です。何か1つ入れると、確実に他のサービスと連携したいという要望が必ず出てきます。
そういう意味では、多少高くてもデファクトのツールを入れておくのが結果的に最善かなという方針で選んでいます。また、最高の人材を雇っているからこそ、ツールにも投資する必要が有るとも考えています。