米トレジャーデータは、昨今話題となっている“ビッグデータ”の処理基盤を提供していることに加えて、3人の日本人が立ち上げたシリコンバレー発のベンチャーとして、注目を集めている。2013年5月20日には、日本国内での事業展開を本格化すると発表している。
同社が提供する「Treasure Data Platform」は、自社開発技術とHadoop、クラウドサービス(AWS)を組み合わせたビッグデータ処理基盤である。ビッグデータの処理基盤をクラウドで提供している点が特徴だ。
大量のセンサデータや購買取引データ、Web閲覧・アプリケーションのログデータなどをクラウド上のデータベースにインポートし、そのデータに対してHadoopで並列分散処理を行い、大規模データの集計・解析を実現する。2012年9月に正式版のサービスを開始した。
今回は、トレジャーデータの創業メンバーの1人で最高技術責任者(CTO)を務める太田一樹氏にインタビューする機会を得た。同氏のバックグラウンドやCTOとしての役割など、28歳の若手起業家の素顔に迫った。